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安土城考古博物館へ行ってきた!(近江八幡市)

2016年11月29日に出かけてきました。

(基本データ)
住所:近江八幡市安土町下豊浦6678
TEL:0748-46-2424
開館時間:9時~17時
休館日:月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
入館料:
(通常料金)大人450円、高大生300円
(企画展・ 特別陳列 開催中料金)大人500円、高大生300円
※特別展については別に定める額が必要
駐車場:無料
安土城考古博物館公式HP

こちらが安土城考古博物館の外観です。
立派な建物です。

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周辺はこのようになっていて自然環境にも恵まれた立地です。

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駐車場も広々としています。

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こちらは芝生広場。
気候の良いときには、お弁当持参で過ごすのも良さそうです。

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博物館の展示室は下記のとおり。
この日は特別展をしている関係で入館料は890円。
通常でも大人450円と、展示スペースの広さの割に強気な料金設定になっています。

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最初に目に入ったのはこちらの「滋賀県の遺跡」マップ。
遺跡数は約4,600ヶ所もあるのですね。
遺跡は滋賀県全域に広がっています。

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滋賀県への定住が始まったのは紀元前7,300年頃。縄文時代です。

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紀元前3世紀頃の弥生時代に入り、湖岸や低湿地に稲作を主体とした農耕集落が出現しました。

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当時の農作業の様子については、等身大の人形があるのでとてもイメージしやすいです。
すべて木製ですが、大規模な稲作を行うのには欠かせない農具ですね。

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4-7こちらは石包丁を使った刈り取りの様子。

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4-15弥生時代に入り、コメと一緒に中国大陸や朝鮮半島から青銅器や鉄も伝わったのですが、鉄製農具が普及するのはずっと後のようです。

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コメづくりが本格化すると、水田を作ったり水田を維持する水路を掘ったり、人々が協力して働くことが必要になりました。そこで大きなムラがつくられるようになったのですが、同時に争いも増えるようになり、ムラには自衛のための濠(ほり)が巡らされるのが一般的になりました。

環濠集落の誕生です。

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金属器生産と玉つくりについては次のように書かれていました。
簡潔な説明文なので分かりやすいですね。

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「弥生時代には、コメつくりが伝わるのとともに、方策を祈るまついなど、新たなまつりが行われるようになった」とあります。

弥生時代に入り、祈りとまつりの重要性が増していったのですね。

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滋賀県では多くの銅鐸が出土してますが、銅鐸は「農耕の豊穣を祈るまつりに使われたという説が有力」だそうです。

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時代が進むにつれて貧富の差が広がり、一部の人たちに権力が集中するようになっていきました。

弥生時代の終わり頃から、日本各地で様々な形の墳丘(ふんきゅう)をもった墳墓(ふんぼ)が有力な首長の墓として造られるようになりました。

古墳時代の始まりです。

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こちらは滋賀県最大の前方後円墳である瓢箪山古墳(全長約162m)の箱式石棺。
豊富な副葬品も出土しています。

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古墳時代は前期・中期・後期に区分されますが、王の装いがずいぶん変化しているのは興味深いです。

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こちらは前期(4世紀)の装い。

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こちらは中期(5世紀)。

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こちらは後期(6世紀)。

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金製や金銅製の飾りなどが出土されています。

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巨大な富を築くようになったことが分かります。

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博物館の第二常設展示室は、「戦国時代の近江」「安土城の出現」「織田信長の世界」がテーマになっています。

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こちらが安土城の復元模型。
なお、安土城のことについては安土城考古博物館のすぐ近くにある「信長の館」でさらに詳しく説明されています。

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最後に個人的感想を。
縄文時代から古墳時代にかけての様子が分かりやすく展示されているという点においてはなかなか興味深い博物館ですが、展示物を見るだけでこの入館料というのは割高な気がします。または、この入館料を取るのであれば、もう少し満足度の高い工夫をしてほしい気がします。


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